僕は2020年の1月の頭、初春の頃に株式投資を始めました。
投資家歴は現時点で約半年という、全くの初心者です。
そして現在の投資成績は、後ほど公開する通りマイナスです。
ですので僕が実践している投資手法を紹介しても説得力は絶無ですが、この半年で学んだこと、気が付いたことが幾つかあります。
投資に興味はあるけど実際に始める事を躊躇している…そういった方に、こんな不勉強な奴でも楽しく株式投資をやってるんだ…という風に思って頂けたら嬉しいです。
全く訳も分からず始めた株式投資ですが、始めた動機はもちろん利益を得るためです。
しかし株式投資には当然リスクもあります。利益を得るどころか損失を出してしまう可能性もあります。僕の事ですが。
損失のリスクを抑え、利益を得るためにはどういった銘柄を購入して行けば良いのか、という事が重要になります。
そこで僕自身の理解の確認を含めて、投資初心者の銘柄選定について考察してみます。
連続増配銘柄を選ぼう
株式投資と一口に言っても、様々なスタイルがあります。その中でも僕が取っているスタイルは配当金狙いのスタイルです。
配当金を出す企業の株式を保有していれば、保有数に応じた配当金が貰えます。僕はそういった銘柄を、長期保有を前提に購入しています。
その際の銘柄選定の基準はまず何と言っても『連続増配銘柄』です。
連続増配銘柄とは
配当金は企業の業績によって増えたり減ったり、『増配』したり『減配』したりします。連続増配銘柄は言葉の通り、数年以上連続して配当金を増やしている銘柄の事です。
配当金が増やせるという事は業績が好調であり、財務基盤もしっかりしていると判断されるため、比較的リスクの低い銘柄だと考えられます。
連続増配銘柄の筆頭は【4452】花王です。日本の企業としてはダントツの30年連続で増配を続けています。
他にも20年以上連続増配している銘柄はありますが、これはもちろんその年の業績によって変動するので、最新のデータを参照するのが良いと思います。
連続増配銘柄、ランキング等のキーワードで検索して購入銘柄選定の参考にしています。
配当利回りについて
まずは連続増配銘柄を、ポートフォリオの核にするのが初心者の方には良いと思います。リスクの低減が重要だと考えているからです。
連続増配銘柄には注意点もあります。配当利回りについてです。
業績好調で財務健全となれば当然人気の銘柄となり、欲しい人が多くなります。その結果株価が値上がりすると、『配当利回り』が低下します。
『配当利回り』とは株価に対しての配当金の割合を示す数値で、ざっくり言えば配当利回りが高いほど貰える配当金が多くなります。
1株100円の銘柄と1株1000円の銘柄でどちらも1株の配当金が10円の場合を例にしてみます。
配当金10円・・・10÷100=0.1
配当利回り・・・10%
配当金10円・・・10÷1000=0.01
配当利回り・・・1%
株価が高いほど配当利回りは低くなり、同じ投資金額でも配当利回りが低いほど、貰える配当金は少なくなります。配当金は保有株数に応じて支払われるためです。
10000円で買える株数は100円の銘柄だと100株、1000円の銘柄では10株となり、より株価の安い銘柄ほど多く買うことができ、配当利回りも高くなります。
高配当銘柄の注意点
連続増配銘柄は人気で株価も高い傾向がありますので、購入にはそれなりの資金が必要になります。比較的リスクは抑えられると考えられますが、配当利回りが低いとリターンも少なくなります。
リターンを狙うならば配当利回りの高い銘柄を買う事になるのですが、これには注意が必要です。
先述の通り株価が安いほど配当利回りは高くなりますが、そもそも株価が安いという事は人気がないとも考えられます。
業績が芳しくなかったり不安定である銘柄は株価が下がる可能性があり、業績が悪化すれば配当金を減配したり、無配当になる恐れもあります。
ポートフォリオ全体で考える
まずは連続増配銘柄をポートフォリオの中心としてリスクの低減を図り、それから少しリスクを取って配当利回りの高い銘柄で、ポートフォリオ全体の利回りを高める。
これが基本的な僕のスタイルです。
昨今のコロナウィルスの影響で業績が悪化した企業も多く、来期の配当が未定の所もかなりあります。
しかし連続増配銘柄であれば減配や無配のリスクはかなり低いので、やはりポートフォリオの中心に据える銘柄の筆頭になると考えています。
ディフェンシブ銘柄を選ぼう
その時々で景気は変動するものですが、景気に左右されやすい銘柄、左右されにくい銘柄というものがあります。
それぞれ景気敏感銘柄、ディフェンシブ銘柄と言われたりします。
例えばどれほど不景気になっても食事はしますし、病気やけがの恐れもあります。仕事のために移動したり通信したりすることも欠かせません。
こういった景気の動向に関係なく必要な事柄、それに関する銘柄をディフェンシブ銘柄と呼びます。
食品や医薬品などの生活必需品、電力やガス、鉄道や通信事業などの社会インフラに関する銘柄が代表的なディフェンシブ銘柄です。
このディフェンシブ銘柄もポートフォリオの構成銘柄として重要だと考えています。僕はとにかくリスクの低減を重視しているためです。
楽しさの理由は少額投資にあり
これまでに述べた様々な要素を自分なりに考え、自作ポートフォリオを組むことは、なかなか難しくも楽しい作業です。
ポートフォリオ全体の利回りを高め、更に値上がり益も得る事が出来れば最高です。…まあ今現在はマイナスですが。
この投資行動を無邪気に楽しめるのは、何と言ってもリスク許容度の範囲内での少額投資だからです。
例え全ての銘柄で損失が出たとしても生活に影響が出ない、という程度の金額での投資を心掛けています。
少額投資ならネオモバ
こういった少額投資の場合、取り引き回数が多くなりがちで手数料もかさんでしまう恐れがあります。
僕はSBIネオモバイル証券で株式投資を行っていますが、このネオモバでは手数料が殆ど気になりません。
その月の取り引き額が50万円までであれば、月額220円で取り引きし放題だからです。この手数料の安さは破格だと思います。
投資を始める最初の一歩として、最適な証券会社だと考えています。
SBIネオモバイル証券投資を始めたばかりの時の失敗
僕は2020年の1月から訳も分からぬまま株式投資を始めました。とりあえず少額で実際に始めてから、投資の勉強をするのが効率的だと考えたからです。
その頃の日経平均は約24,000円でした。その直後にコロナショックと呼ばれる株価の暴落が起こり、ぼくの買った銘柄も大きく影響を受けました。
最大で25%ほどの損失になった時もあったので、今現在多少マイナスなのは当然と思っています。…強がりではありません。
最初に買った銘柄は…
一番最初に買った銘柄は、好きなパソコンメーカーの株でした。その時は投資スタイルも固まっていなかったので、いきなり70株ほど購入しました。
…直後の株価暴落。その銘柄の株価は購入時の半分近くまで下落し、投資アプリを起動するのも億劫になりました…。
3月時点ではこの暴落がどこまで行くのか全く分からず、不安を打ち消すためにその銘柄を売却しました。
…そして現在。
コロナショックなどなかったかのように株価は回復し、その銘柄の株価もかなり戻しています。完全に損切りのタイミングを誤った訳ですが、これは授業料だったとして割り切っています。
…割り切っています。
失敗の教訓
失敗したからには、この失敗から学ばなければなりません。
やはり一点集中の投資スタイルはリスクが高い。出来るだけ関連性の低い各業界の各銘柄に分散投資する事でリスクを抑える。
大事な資金を極力失わないように配慮しつつ、リターンを狙うために必要なだけのリスクを取る。
まさに言うは易しですが、少額投資で経験を積む事で、楽しみながらこの難しい命題に取り組もうと思います。
現在の資産の状況
入金したため保有資産は増加しております。
…最近株を買い過ぎている。そう思わないわけではないのですが…。リスク低減を重視して…!
現在の保有銘柄数・・・50銘柄
現在の保有株数・・・144株
リスク低減や!
こけっ?
少額投資は『予防接種』
失敗から学び、人は成長して行きます。
しかし失敗の程度によっては、二度と立ち上がれなくなるという恐れもあります。
適度な失敗というのが重要だと考えています。その場合、少額投資が最適な『予防接種』として機能すると思います。
自分のスタイルでニワトリ育成!
まずは連続増配銘柄をポートフォリオの核とする。
そして各業種セクターのディフェンシブ銘柄を更に組み合わせる。
その中でも配当利回り5%前後の高配当銘柄を選定し、ポートフォリオ全体の利回りを高める。
出来るだけ分散した形での投資を心掛け、リスクを抑えつつ着実に利益を積み重ねる。
これが今のところの僕の考える投資スタイルです。
いつか1兆円規模の大宇宙オオニワトリポートフォリオに育つ事を願って…!