お金をドブに捨てたい。
そう思った事はありません。そう考えて行動した事もありません。
なのに何故、お金をドブに捨てるような使い方をしていたのか…。振り返るとそういった場面が幾つか思い出されます。
真っ先に思い返されるのは、爆裂4号機の時代にスロットに溺れたことですが、長くなるのでここでは触れません。…あまり思い出したい事でもありません。
この過去の苦い浪費の経験があるので、僕はもうギャンブルをやりません。ギャンブルでお金を浪費する事をとても『苦い』と感じるようになったからです。
株式投資も投機的な手法を用いれば、ギャンブルのような勝つか負けるか、といったハイリスクなものになり得ます。
この『勝つか負けるか』は、リスクの度合いを高めると『生きるか死ぬか』という状態にまでなり得ます。
その状態では一度の失敗で、二度と立ち上がれなくなってしまうダメージを負う恐れがあります。
怖いのは『生きるか死ぬか』という、ハイリスクな状態に気付かず投資行動を取ってしまう事です。
そうならない為に必要なのは知識と経験、それも失敗の経験だと考えています。
しかしその『失敗の経験』を得るための失敗で、立ち上がれないほどの大ダメージを受けてしまっては元も子もありません。
そこで適度に失敗するために、少額で投資を始める事が『予防接種』として有効だと思っています。
適度に失敗するために
少額投資の少額の度合いは人それぞれでしょうが、これくらいであればまあ失っても勉強代として割り切れる、という程度が基準になると思います。
どんな場合でも失敗はしたくありません。
投資の場合はお金を失う事が失敗になる訳ですが、リスク無くしては利益もありません。
利益を得るためにはリスクを取らねばなりません。利益を高めようとすればリスクもまた高まります。
実際に投資を始めて得られる知見
自分はどれだけリスクを取れるのか、という事は、実際に投資を始めてみないと分からない部分が大きいと思います。
僕は配当金重視の投資スタイルです。出来るだけ配当金利回りの高い銘柄を買って行く訳ですが、この配当金利回りの高さは、リスクの高さを示す場合も多々あります。
どの程度の利回りの銘柄をどの程度購入すれば良いのか、ということは勉強してシミュレーションするよりも、実際に購入して保有した方が効率的に知識と経験を得られると思います。
その際にいきなり全財産を投入しては『生きるか死ぬか』の状態になってしまいますので、少額投資でリスクの低減を図る、という訳です。
効率良く失敗するということ
失敗から学ぶとは良く言われる事で、失敗の経験が成功の可能性を高めるなら、どれだけ失敗出来るかという事がポイントになると思います。
多くの小さな失敗をするのが最も効率が良いと考えられますが、その場合も少額投資であれば大ダメージを避けられます。
少額投資を始めるなら、SBIネオモバイル証券を使うのが現状では最適であると思います。少額投資でかさみがちな手数料を、ほぼ気にせず取り引き出来るからです。
SBIネオモバイル証券失敗の経験値
失敗する事に意味があり、RPG風に言うなら失敗すればその度合いに応じた経験値を得る事が出来る、と思っています。
『失敗してもいいや』ぐらいの気持ちでもある程度の経験値は得られると思いますが、『絶対に失敗したくない!』という気持ちで行動した方が失敗した時の経験値がより多く得られると思います。
成功すればそれで良い訳で、失敗しても多くの経験値が得られるなら、真剣に取り組んだ方がお得だと考えています。
少額投資でリスクを低減しているなら尚の事です。
…でもあんまり失敗したくないなあ…。
投資を始めた当初の失敗
株式投資を始めた当初、自分の好きなPCメーカーの株をいきなり70株ほど買う、という今から考えるとかなりリスキーな取り引きをしていました。
これはある程度投資をやってみた感想から言えば、現在の自分のリスク許容度を少し超えていたと思います。
その銘柄だけで当時のポートフォリオの8割以上を占め、配当利回りもそれ程高くはない…。知らず知らずのうちにハイリスクローリターンの状態になっていました。
予期せぬ暴落
その直後にコロナショックが起こり、損失額は一時マイナス27%ほどまでに達しました。
しかしそこで退場することなく、今現在も株式投資を続けており結果的にではありますが、マイナスもかなりの所まで戻して来ています。
これも少額投資故に、致命的なダメージを負う事を避けられた一例だと思います。
…投資を始めた途端に、歴史的な暴落が起こるなんて思わないですよねえ…。
予防接種の効能
先日見たネットの投資関連のCMの中で、『投資は怖いと思っていませんか?』『お金を失ってしまう、と思っていませんか?』という宣伝文句がありました。
そもそも恐怖を感じるほどの投資額は、明らかにリスク許容度を超えています。お金を失ってしまうリスクを取るのが嫌であれば、投資をするべきではありません。
『当社は他の投資会社にはない画期的な手法で、確実に資産を増やします』
という具合にCMは進んでいき、結局具体的な手法と手数料の開示は無く、『続きはWEBで』という感じで終わりました。
この会社を使って有益な投資をする事は、ほぼ出来ないでしょう。
そう確信できたのは、実際に少額から投資を始めてみてそれで得られた知識と失敗の経験が、『予防接種』としての効果を発揮したからだと考えています。
現在の資産の状況
日経平均はかなり下げております。僕のニワトリも下げていますが、日経平均よりも下げ幅は抑えられています。
配当利回りを高めるために多少のリスクを取って、高配当銘柄を買い増したのですが、分散投資の効果が出てます…!
現在の銘柄数・・・57銘柄
現在の保有株数・・・202株
出てます…出まくりやがってます…!
こけっ?
再び立ち込める暗雲
コロナショックは終わったのか…?というほど6月上旬の株価は上昇しました。
しかし緊急事態宣言が全国的に解除され、経済活動再開も本格化している昨今、新規感染者数は再び増大しています。
感染拡大の第2波の懸念が現実化しており、日本国内以外の地域でも、とくにアメリカやブラジルでは相当な数の新規感染者数が報告されています。
世界経済は再び暗雲立ち込める状況ですが、少額投資の『予防接種』を身体じゅうに打ちまくって対処して行こうと思っています。
…いやほんとにどうなりますやら…。