投資初心者のニワトリ育成記

株価と実態経済の乖離する理由とは 投資初心者の考察

ニワトリ
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5月21日現在、日経平均は20,500円を超える水準で推移しています。

新型コロナウィルスのワクチンや治療薬の開発進展の報道が相次ぎ、世界各地での経済活動再開の動きが好材料となっていると見られています。

日本国内でも兵庫、大阪、京都の緊急事態宣言が解除となり、首都圏以外の地域では本格的に経済が動き出す事が期待されています。

しかし実態経済の受けたダメージは深刻で、需要が回復するかは不透明です。

直近の各企業の決算内容もやはり悪化を示す数値が並んでおり、といっても僕は決算書が読めないので解説動画で見た訳ですが、その中でもソフトバンクグループの赤字額は象徴的だと思いました。

そんな中で現在の日経平均株価は、実態経済からかなり乖離していると考えています。株価は高水準なのに、実態経済の方は非常に苦しい状況だと思います。

この株価と実態経済が乖離する理由とは何でしょうか。投資初心者が素人考えで考察してみようと思います。

乖離が生じる理由として、『分かっている数値のみを分析の材料としている』から、ではないかと考えています。

大企業と中小企業の数

多くの投資家の方は、企業の業績を示す数値や各種の経済指標を、投資行動の根拠としているのではないでしょうか。

これは『理系の論理』を根拠とした投資スタイルだと考えています。

初心者の投資理論 『文系の論理』で経済の文脈を読み解く投資には理系的な論理と文系的なの論理があると考えています。...

この『理系の論理』に用いる数値は、大企業の決算内容や各国政府が発表する経済指標などですが、これはスケールの大きな数値だと思います。

そして日本国内の大企業の数は約1万1000社で、中小企業の数は約380万9000社だという事です。

中小企業の方がはるかに多く、勤めておられる従業員の方の数も、大企業の3倍以上です。非正規雇用者の方を含めると、もっと多くの方々が中小企業に勤められている、と考えられます。

日本の株式市場に上場している企業は4000社を超えるそうですが、国内の全ての企業の数と比べれば、ごく一部である事が分かります。

中小企業の状態把握の難しさ

この中小企業の決算は、先述の『スケールの大きな数値』と違って大々的に報じられることはありません。

株式投資は必然的に、4000社以上の上場企業の株式を取り引きする事になりますが、この上場企業は無数の中小企業の下支えの上に立脚しています。

中小企業の動向は上場企業のそれに直結している訳ですが、中小企業の経営状態を表す数値を、個別の企業ごとに把握する事は困難です。

計算可能な数値と曖昧な数値

『スケールの大きな数値』は計算可能な数値として発表される一方、中小企業の状態は明確な数値として算出することが難しい。

計算や分析の際は、不確定要素は除くのが定石です。その結果、『分かっている数値』すなわち『スケールの大きな数値』のみを分析の材料に用いてしまい、実際の状態との乖離が生じるのではないでしょうか。

乖離の実感

経済のグローバル化が進んだ昨今では、地元商店街の様子や馴染みの店といった身近な要素を、投資行動の根拠の材料とする投資家の方は少ないでしょう。

4000社余りの上場企業のデータは開示されており大々的に報じられる事もある一方、その上場企業を下支えする中小企業のデータは、あまり広く知られるという事はありません。

労働の現場の実感

僕の勤める会社も中小企業に含まれますが、現場で働いている実感から言えば、昨今の株価の上昇は全く他人事のようです。

現在の株価と実態経済の乖離は、中小企業に勤めておられる方には、実感を伴った事実として認識されるのではないでしょうか

端的に言えば、自分の給料は下がっているのに、株価は上がっている。

株価は実態経済をリアルタイムで反映する訳ではない、と理解していてもこの状況には、何とも言えないものがあります。

株式投資の意義

株価に反映されない中小企業に勤めておられる方がはるかに多い訳ですから、乖離を感じるのが当然とも言えます。

ただこれも、普段から日経平均株価を気にかけているから感じることであって、それは実際に株式投資を始めたからに他なりません。

経済の状況に本当の関心を持つことは、より良く豊かに生きるということに有効である、と考えています。

現在の資産の状況

保有資産グラフ
保有資産 183,585.6円

評価損益 -19,365円 (-9.77%)
前日差 (-0.22%)

日経平均終値 20,552.31円 -42.84円 (-0.21%)

日経平均とほぼ同じ数字でわずかに下落しています。

配当利回りを上げたい所ですが、もう少しディフェンシブな銘柄を増やすべきか…むう…。考えどころです。

ニワトリの状況

現在の銘柄数・・・50銘柄

…むう…むう。

こけっ?

『盲点』の可能性

素人考えで考察してみましたが、『分かっている数値のみを分析の材料としている』ということは、曖昧な事柄は株価への影響が考えられたとしても除外されているという事です。

これは常に計算には含まれないが、株価に影響している要素がある、つまり常に『盲点』が存在しているという事ではないでしょうか。

この『盲点』こそが投資の神様を読み誤らせ、そしてまた初心者のチャンスを演出するものだと思っています。

投資にロマンを

素人考えが百戦錬磨の投資家たちを出し抜く事もあるかも知れない。

素人がベテランに泥を付ける…映画や漫画作品の王道ですが、そういうのがやっぱり好きなんです…ロマンです。

とは言え、そういう事は滅多に起こらないからこそ、映画や漫画になる訳です。

吞気にロマンを云々出来るのは、リスクを抑えた少額の投資だからこそです。

ネオモバでニワトリ育成

少額投資を始めるのは、手数料の面から言って、SBIネオモバイル証券が現状では最適だと思っています。このブログで公開しているニワトリの状況も、ネオモバイル証券で運用しているものです。

先にも述べましたが、経済に関心を持つ事は、人生をより豊かにするのに有効だと考えています。

そしてそれには、実際に自分の資金を使って投資をするのが一番だと思っています。

少額投資でいつかうちのニワトリを、ロマン溢れる宇宙大ニワトリにしたい…。ロマンです。

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